研究課題
基盤研究(C)
非アルコール性脂肪肝炎のマウス実験動物モデルとして、コリン欠乏食による病態モデルの作成の検討した。また、肝臓でのnardilysin (NRDc)の役割を明らかにするために、肝細胞特異的なNRDcの欠損マウスを作成を進めている。また、肝細胞のcell lineであるHep G2細胞の培養細胞系を用いて、NRDcのsiRNAによるNRDcのノックダウンにより、肝細胞での遺伝子発現がどのように変化するかを、長鎖飽和脂肪酸であるパルミチン酸を負荷したHep G2細胞の、培養細胞系での脂肪肝モデルを用いて、脂肪酸の取り込み、合成、分解に関わる分子、酵素を中心として網羅的に解析している。
3: やや遅れている
遺伝子改変マウスの準備が遅れているため。
肝臓特異的なNRDc欠損マウスを確立し、繁殖させて、in vivo実験に使用できるように準備を進める。ヒト肝細胞のcell lineであるHep G2細胞の培養細胞系で、NRDcをノックダウンすることによる肝細胞での脂肪酸の取り込み、合成、分解に関わる分子、酵素の遺伝子発現がどのように変化するかを網羅的に解析する実験もあわせて進める。
遺伝子改変マウスの作成が遅れているために、一部の研究費が次年度への繰り越しとなった。繰り越しとなった分は、実験動物の飼育管理および動物実験に必要な経費として使用する予定である。
すべて 2013
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)
Nature Communication
巻: 4 ページ: 2883-2894
10.1038/ncomms3883.
International Journal of Cardiology
巻: 168 ページ: 3217-3223
10.1016/j.icard.2013.04.110.