研究課題
食事の成分、特に砂糖・脂質は生活習慣病の発症に極めて関連が強いが、これらは尿酸代謝の律速酵素であるキサンチンオキシダーゼ(XOR)の活性に深く関連し、XOR活性により尿酸が産生される際に活性酸素種(ROS)を生じる。これまで我々は、動脈硬化巣マクロファージにXORが存在することと、XORの活性が動脈硬化の進展に関与することを突き止めた。本研究は、組織特異的XOR過剰発現/抑制マウスを作出し、様々な生活習慣病誘発のための負荷食やモデルマウスとのかけあわせを行うことで、食事の内容によってXORがどのように活性化されるか、また、その際にどの組織・細胞のXOR活性由来のROSが、生活習慣病発症の原因や進展の原因となるかを解明することを目指すものである。前年度より継続して肝・マクロファージおよび血管内皮特異的XORKOマウスに高フルクトース・高脂肪食負荷を行い、食事によって誘導されるROS、特にXORに産生されるROSによる組織障害の観察を行った。さらに上記の系統の中からマクロファージ特異的XORKOマウスのマクロファージにおける炎症、酸化ストレスに関する生理学的解析を行った。さらにフルクトース負荷によってマクロファージにおける炎症反応の進行性を観察した。
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