研究課題
今年度はB7を用い間葉系前駆細胞への効率的な誘導法を再検討すると共に、引き続きヒトiPS細胞から軟骨細胞へ分化誘導を行う研究を行った。軟骨無形成症患者由来iPS細胞(Ach-iPS細胞(a1、b1))と、同方法を用いて作成された健常者由来iPS細胞を用い比較検討を行い、軟骨無形成症由来iPS細胞の解析やCNPの有効性評価を行った。CNP添加群と非添加群を比較した結果、添加後1週間と3週間のペレットより抽出したRNAを用いて比較すると、real time RT-PCR 法で分化に関連した発現遺伝子の発現に継代数によりばらつきは認めたが、発現量の増大を多数確認した。また、その組織学的検討でも同様の結果を得た。軟骨無形成症においてはFGFR3の恒常的活性化により軟骨細胞の増殖・分化・基質産生が抑制されていると考えられている為、CNPの軟骨無形成症に対する有効性が示唆された。
すべて 2015
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (4件)
Scientific Reports
巻: 5 ページ: 10554
10.1038/srep10554
Endocrinology
巻: 156 ページ: 2518-2529
10.1210/en.2014-1801