ペア型受容体のleukocyte immunoglobulin (Ig)-like receptor (LILR) ファミリーや、LILRのリガンドであるHLA-Gが全身性エリテマトーデス(SLE)などの膠原病の疾患感受性に寄与するか否かを検討するために、日本人膠原病患者を対象とした疾患関連研究を施行した。LILRA3では、全身性強皮症の解析において抗トポイソメラーゼ抗体とLILRA3欠失多型との関連が検出された。HLA-Gにおいては、3’非翻訳領域の14bp挿入多型が、SLE関連HLA-DRB1アリルとは独立に若年発症SLEと関連することが見出された。
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