研究課題
基盤研究(C)
網羅的細胞内シグナル伝達物質の転写量比較 健常細胞を複数の異なる濃度のプロテアソーム阻害剤(MG-132, Lactacystin, Epoxomicin, MG-115, MG-262)存在下に培養を行った。各薬剤の異なる濃度でプロテアソーム活性を測定し、培養可能な細胞死を起こさない薬剤濃度を得た。中條―西村症候群患者由来細胞と健常細胞を10%子牛血清存在下で培養し、血清刺激を起点として培養液交換後の時間経過で遺伝子転写産物試料を採取した。遺伝子転写産物はSYBR Greenを利用した定量的リアルタイムPCRで行い、複数の内性対照遺伝子転写産物から算出されるBestKeeper指数で補正を行い解析した。82種類の網羅的遺伝子点車両の比較を行い、19種類の遺伝子転写産物の有意な増加と2種類の遺伝子転写産物の有意な低下が認められた。プロテアソームの活性低下が様々な影響を与えていることが示唆された。新規自己炎症病態の展開的検索 既にその特異的かつ著明な濃度上昇を来すIP-10に加えて52種類のシグナル伝達物質に関連するサイトカイン・ケモカインの血清中濃度測定を行う。マルチサスペンジョンアレイを用いた血清中タンパク質測定系の基礎検討行った。血清中の測定対象物質は定量可能な測定範囲内にあり、測定方法は次期段階の目的を達成することが可能であることを確認した。この段階を通じて、プロテアソーム活性低下に起因する自己炎症病態が他の炎症性疾患に存在する可能性を検証する。
3: やや遅れている
段階四の新規自己炎症病態の展開的検索の準備段階もあり、進行が遅れている。
今後の研究の推進は予定通りに行う。段階2.細胞内シグナル伝達物質の質的検討段階3.細胞内シグナル伝達物質群の時間経過的検討段階4.新規自己炎症病態の展開的検索
計画はやや遅れているが、次段階の基礎検討を含め進行している。おおむね計画は遂行されている。次年度の基礎検討は終了しており、速やかな計画遂行が期待される。
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すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 9件) 学会発表 (4件) 備考 (1件)
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