研究課題
基盤研究(C)
関節破壊が進行する疾患のGeneChipアレイを用いてSNPsによるhomozygosity mappingでは、1家系の姉弟において2049遺伝子が候補遺伝子として残った。次世代シークエンサー(5500 SOLiDシークエンサー;Life Technologies社)でデータ取得後、遺伝子を抽出したところ、10遺伝子11か所のみ抽出された。さらに変異の有無をシークエンスで確認したところ、患者で変異のあるホモ、健常兄弟でホモあるいはヘテロである6カ所のミスセンス変異を確認した。変異による蛋白構造変化を予測したところ、probably damagingを示すものが存在した。さらに、6カ所のミスセンス変異もつ候補遺伝子の発現をRT-PCRで確認した。軟骨細胞、骨芽細胞において、5つの候補遺伝子で発現が確認された。
3: やや遅れている
次世代シークエンサーでピックアップされた候補遺伝子のsiRNAを作成したが、培養細胞(ヒト由来の骨芽細胞、破骨細胞、軟骨細胞)への添加実験ができていない。細胞数の変化、増殖能、アポトーシスの検出を行い、一つの遺伝子へ絞り込む予定である
同定された疾患遺伝子がコードする変異蛋白が、骨融解、骨新生を生じるか、ヒト正常培養細胞(骨芽細胞、破骨細胞、軟骨細胞)を使用して確かめる。遺伝性関節融解症と遺伝性肥大性骨関節症患者からは、iPS細胞を樹立したい。
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