気道、静脈感染を用い、野生型、IL-13遺伝子改変のマウスで連鎖球菌及び真菌の感染感受性を検討した。低用量ではIgMに、高容量でTh1関連の炎症に依存した応答が観察された。肺炎、静脈感染の両方で、高用量の菌体投与後に、IL-13の存在下で炎症性サイトカインが抑制され、キチンオリゴマーの同時投与で感染臓器(肺、腎臓)の炎症応答が修飾された。リコンビナントIL-13とリコンビナントTGFβを添加した骨髄細胞で、菌体と接触後短時間の炎症応答を確認した。TGFβは、添加後のIL-13に濃度依存的に増幅され、4~10日に至る感染臓器のIL-17Aによる応答をこのTGFβが支持している可能性が示唆された。
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