研究成果の概要 |
β-trefoil型サイトカインにおけるレセプタータンパク発現精製系の確立と構造情報の収集を行い、リガンドーレセプター複合体の構造解析に成功した。NMRを用いたchemical shift perturbation法や表面プラズモン現象を応用した結合実験を行い、結合様式の詳細を解明した。実験的に決定したタンパク原子座標をもとに、新たな阻害剤候補が得られた。得られた分子は、新規の結合様式及び阻害様式をもち、今後、薬剤開発、特に、IL1,IL18,IL33等を含むβ-trefoil型サイトカインの薬剤開発に寄与すると考えられる。
|