研究課題
基盤研究(C)
以下の事項について検討を進めた。① 小児の急速・慢性疾患ではしばしば酸化ストレスが増幅され、生体の構造や機能が酸化劣化を受けて、組織障害が不可逆的に進展する。② 疾患の治療、管理において酸化ストレスを制御することが重要である。③ そのためには、特異マーカーを用いて酸化ストレス環境を非~低侵襲的に評価することが必要である。④ 臨床現場では迅速検査キットの開発が必須であるが、その中で、hydroperoxides、8-OHdG、L-FABPに期待が持たれる。今後は“レドックス”に関連してより特異性の高い細胞機能修飾薬が開発され、それらが重症小児疾患への治療の中に組み込まれることが期待される。
小児科