LCH群と対照群を比較すると血清中IL-9・IL-10・IL-15・MIFが、LCHのMS群とSS群ではM-CSF・CCL2が、MS型のリスク臓器浸潤(RO)陽性群とRO陰性群ではIL-18・オステオポンチン(OPN)が有意に高値であった。 OPNは未熟樹状細胞から破骨細胞様巨細胞への分化に必須因子であることが確認された。 OPNの遺伝子多型(rs9138、rs4754、rs11730582、rs1126772、rs1126616)のアレル頻度は、LCH患者48例と対照者、診断時年齢2歳未満と2歳以上、MS型とSS型、MS-RO(+)とMS-RO(-)の間で、いずれも有意な差はなかった。
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