ポドサイト培養細胞を用いて、CD80-CD28シグナルのポドサイト傷害における役割を検討した。ポドサイトを傷害する種々の刺激(angiotensin Ⅱ, PolyI;C)によってCD80分子及びCD28分子の発現が亢進した。また、免疫沈降法によってCD80分子とCD28分子はポドサイトにおいても結合していることが示された。 ポドサイトにおいてCD28をCD28刺激抗体で活性化すると、アクチンストレスファイバーの減少が認められ、細胞骨格の変化が起こることが示されたが、細胞内シグナルの検討では、CD28の活性化によって優位に変化(活性化、増加)するものを見出すことはできなかった。
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