腫瘍内MDSC、腫瘍随伴マクロファージのマウス黒色腫における抗腫瘍効果はPD-L1の発現のみでなくマクロファージから産生されるケモカインの変化が重要であることが明らかとなった。ケモカインの変化により、腫瘍内に導入される制御性T細胞の比率が大きく変動し、抗腫瘍効果に大きな影響を与えること、マクロファージが治療のターゲットとなりうることを明らかとした。この結果は2015年、Oncoimmunologyに掲載されている。さらにマクロファージからのこれらケモカインの産生が人で検証し、2015年にJ Invest Dermatolに2報、2016年にExp Dermatolに2報報告した。
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