研究課題
基盤研究(C)
これまでに、転写因子MATH2とその下流遺伝子Prg1を介したシグナル伝達系がうつ病の治癒機転に関与することを示唆した。本研究では、未だ明らかとなってないPrg1の機能を検討した。その結果、①Prg1の脱リン酸化基質であるLysophosphatidic acid (LPA) のマウス脳室内投与が不安/うつ様行動を惹起すること、②Prg1はうつ病の治癒機転に重要な神経新生のプロセスの中で生存に関与すること、③神経幹細胞が神経細胞へと分化した後に発現し機能することが明らかとなった。
医歯薬学