研究課題
18~30歳の高機能自閉症者(自閉症群)、および、それらと性、年齢、IQ、社会階層を適合させた健常者 (対照群)、各30名ずつに脳内のGABA濃度を磁気共鳴スペクトラム法(MRS)により計測する。健常者と比較してGABA濃度に異常が認められるか否か、認められるとすれば、それが自閉症の臨床症状(中核的障害である社会的・相互反応とコミュニケーションの障害、限定され反復的・常同的な興味と行動の様式)と関係するか否かを明らかにする。平成26年度は、GABA濃度の測定のためのMRSの条件設定に努めた。対照群あるいは患者群の選定や心理検査による評価については順調に進んでいる。
3: やや遅れている
GABA測定のための条件設定が予定よりも遅れている。現在他の方法を検討している。健常者および対照群の選定および心理検査の施行はおおむね順調である。
平成27年度は、対照群と患者群の選定を増やしていき、GABA濃度の測定条件を設定していく。
研究進行が少し遅れており、学会発表と論文投稿も予定より遅れているため。
学会発表あるいは英文雑誌への投稿の準備に対して使用する。
すべて 2015 2014
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 2件)
Prog Neuropsychopharmacol Biol Psychiatry
巻: 2 ページ: 149-154
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