Aβ42の切断の増大が「γセクレターゼからのAβの解離の促進を意味していることを報告した。そのとき、家族性アルツハイマー病を引き起こす遺伝子変異のgain of functionとされている「Aβ42の産生比率の増大」は「long Aβのγセクレターゼからの解離」である可能性を提案した。この新しい考え方をサポートする事実を本研究で積み上げた。その結果「膜内long Aβもまたγセクレターゼから解離すること」、「それが家族性アルツハイマー病変異で起こりやすいこと」、「Aβ42産生量の増加とは、膜内long Aβのγセクレターゼからの解離が促進されること」はより明白になった。
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