研究課題
成人のASD 患者群ならびに健常者群に対して行う神経生理学的検査として、安静閉眼時と社会性認知課題施行時の脳波、脳磁図の測定を行い、このデータを元に最適な解析手法の開発を進めてきた。脳波検査に関しては、脳波測定後、オフラインで独立成分分析(Independent Component Analysis: ICA)法を用いて瞬目反射や筋電図などのアーチファクト成分を分離除去した後、δ、θ、α、β、γ の周波数成分ごとの時間周波数解析や、sLORETA 法による電流源密度分布推定とコネクティビティ解析、グラフ理論に基づくSynchronization Likelihood 法による解析を行ってきた。脳磁図検査に関しては、脳磁場測定後、オフラインで各検査により得られた脳磁図波形から眼球運動を補正したのち、周波数成分ごとの時間周波数解析や空間フィルター法による電流源密度推定解析、sLORETA 法によるコネクティビティ解析、グラフ理論に基づくSynchronization Likelihood 法による解析も進めてきた。
すべて 2015
すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 2件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 2件)
Sci Rep
巻: 5 ページ: 7775
doi: 10.1038/srep07775
Front Hum Neurosci
巻: 9 ページ: 31
doi: 10.3389/fnhum.2015.00031