研究課題/領域番号 |
25461780
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
坂本 友香 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (90423938)
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研究分担者 |
辻 富基美 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (10347586)
小瀬 朝海 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (10405425)
高橋 隼 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (10508021)
篠崎 和弘 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (40215984)
大野 裕 独立行政法人国立精神・神経医療研究センター, その他部局等, その他 (70138098)
鵜飼 聡 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (80324763)
山本 眞弘 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (80423937)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 認知行動療法 |
研究概要 |
平成25年5月に和歌山県立医科大学付属病院神経精神科外来にてうつ病患者に対する復職支援プログラムであるリワークプログラムを立ち上げた。患者をリクルートし、集団認知行動療法を含む様々なプログラムを行っている。また、認知行動療法専門外来を開設し、うつ病患者に対する認知行動療法の経験を重ねている。 リワークプログラム導入時には、概念化を行った上で、WAIS、AQやPFスタディ、TCI、TEG、MMPI、クレペリンなど様々な心理検査を施行し、次年度以降の研究において行う心理評価尺度の選択の指標とすることができた。またプログラムの中で復職に至った経緯を振り返るにことで、過重労働となるに至った思考・行動パターンについて振り返ることができた。概念化と振り返りを行うことで、集団認知行動療法において自身がどのスキルを使用するのがよいかについての気づきにつながり、より効果的にセッションを行うことができた。 症例数を増やしていく過程の中で、心理学的評価として回避や反芻などを評価する尺度を用いるという新たな視点につながった。また、生物学的指標として、拡散テンソル画像と安静時機能的MRIのデータを蓄積している。 平成25年8月に行われた第13回認知療法学会にて「患者の強みを活かした概念化を行うことの重要性についての考察」として認知行動療法を行った成果について発表を行った。 また、平成26年9月にWorld congress of psychiatryにてリワークプログラムの成果について発表を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
認知行動療法を行い、前後で様々な心理学的尺度による評価を行っており、概ね順調であると言える。
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今後の研究の推進方策 |
さらに継続して、対象者の人数を追加して研究を進めていく。
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次年度の研究費の使用計画 |
初年度はpreliminaryな研究であったため、CBT用のパーソナルコンピューターの購入台数が予定より少なかった。 今後、症例数が増加するため、パーソナルコンピューターを購入する予定である。
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