計20例の頭頚部癌患者に対して予定の検査プロトコール(放射線照射前・照射中・照射後のFMISO-PET撮像)を完遂することができた。 得られたFMISO-PET画像データからは、治療前に19例で頭頸部癌原発巣に低酸素が存在すると判断された。治療中のFMISO-PETでは全例でFMISOの集積が治療前より低下し、19例中10例は治療中のFMISO-PETで低酸素が消失していた。治療後のFMISO-PETでは7例で低酸素が消失していたが、残りの2例では低酸素が残存していた。 現在まで解析してきた研究結果により、放射線治療早期に再酸素化の存在を示すことができると考えている。
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