デジタルマンモグラフィのデータサイズや画像処理は撮影装置によって異なり、統一されていない。そのため、日本の対策型検診ではモニタ読影の導入が遅れている。どの装置の画像でも最適に表示ができるシステムを開発することを目的に本研究を行った。検診画像を、検診施設、病院の協力で収集した。収集にあたり各施設の倫理委員会に研究計画書を提出し、承認後、匿名化し、非連結データとして収集した。各画像データのヒストグラム解析から、最適な画像表示と思われる、中心濃度、ガンマ係数、周波数強調関数などを求めた。このソフトを搭載した読影ビューアを開発し臨床画像評価を行い、画像劣化なく5Mモニタに表示できることを確認した。
|