研究課題
基盤研究(C)
頸動脈の狭窄部位を金属製のステント(鞘から抜くと自然に大きくなるコイル状のもの)で広げる治療では、治療前後で脳内に供給する各動脈の血流量が変化すると予想される。この血流の変化は、ステント留置後の状態管理のために重要であるがこれまで経過を追った研究は少ない。私たちは頸動脈ステント留置術を行った患者さんの脳血流量を、術前、1日後、1週間後、3か月後の3回測定した。その結果脳血流量の合計は術後3か月にわたって変化し、新たな平衡状態に達するまで数か月かかることが分かった。
脳画像