研究成果の概要 |
間質造影によるCT撮影法(CTLG)にてリンパ管の解剖を研究した。 ①イオパミドールを高容量で皮内に注射することで用量依存的にリンパ管を描出させることができた。また造影剤注入から30分以内に撮影する必要があった。3次元的なリンパ管の走行が確認でき、癌のリンパ行性転移やリンパ浮腫の評価治療に有用であると考える。②四肢のリンパ浮腫患者23例を対象としてCTLGを行った。画像所見を3次元的に解析し、excellent、good、fail、poorの4つに分類した結果、それぞれ11.5%, 11.5%, 21.7%, 52.2%であった。③軽度な合併症が11%で見られたがいずれも保存的に軽快した。
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