研究課題/領域番号 |
25461830
|
研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
望月 輝一 愛媛大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80145094)
|
研究分担者 |
宮川 正男 愛媛大学, 医学部附属病院, 准教授 (90346685)
大木元 明義 愛媛大学, 医学部附属病院, 准教授 (00403832)
城戸 輝仁 愛媛大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (50403837)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
キーワード | 心サルコイドーシス / FDG-PET |
研究実績の概要 |
(1)これまで当施設で行った心サルコイドーシスの被験者における心臓の生理的集積の程度、頻度、パターンの解析を行った。 (2)我々の施設では実臨床で心サルコイドーシスあるいは心サルコイドーシス疑いの患者さんに対して当研究の前処置を行っており、この前処置で生理的集積が抑制されているとも実感している。しかしこれらの実臨床のデータでは心筋に集積があった場合に生理的な集積が抑制されずに残っているのか、それとも病的な集積がみとめられているのかが厳密に区別出来ない。すなわち、本研究の前処置で心集積がどれだけ抑制できているのかを評価するためには心病変のないボランテリアでFDG集積を評価する事が不可欠であること研究に討論の中で実感した。 (3)それらの解析結果と考察を学会で発表し、更に参考として臨床例の解析を追加して、学会発表と論文発表を行った。(日本核医学会学術集会) (4)ボランテリア2名に対して、FDG-PET検査において生理的集積を抑制するため、前処置として(a)前日の夕食に低炭水化物職、(b)18時間以上の絶食(検査日の朝・昼絶食)御の午後にFDG-PET検査を行った(c)生理的心集積が抑制されていることを確認した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
低炭水化物食の提供方法、すなわち、外来または入院でするか、その支払いをどのようにするか、その決定に時間を要した。ボランテリアによる検査件数は少なかったが、方法が正しいことを確認できた。また臨床症例においても心サルコイドーシスト非心サルコイドーシス)(腫瘍性病変)において、絶食時間を厳密にデータを取り、心筋の生理的集積の有無、程度を調べている。
|
今後の研究の推進方策 |
これからボランテリアによる前処置症例を予定どうり実行して、症例を重ねて我々の仮定(方法)が正しいことを証明していく。参考として、臨床例のデータも解析する。
|
次年度使用額が生じた理由 |
ボランテリアによる検査件数が少なかったため。
|
次年度使用額の使用計画 |
ボランテリアによる検査件数を予定数実行する。
|