研究課題
平成 24 年 4 月の診療報酬改定では、心疾患の PET について、心サルコイドーシスにおける炎症部位の診断に適用が広がった。より正確な心筋の炎症の集積を診断するためには、その生理的集積を抑制して、炎症による集積のみをハイライトする必要がある。我々も関与して、日本心臓核医学会から心サルコイドーシスの PET 診断の手引きが作成されたが、心筋への整理的集積を抑制する為の全処置としての絶食がどの程度(時間)必要なのかは不明確である。心サルコイドーシスのFDG-PET検査の全処置として、「前日の夕食の低炭水化物食 + 18時間以上の絶食」の組み合わせで、被検者30名全員の生理的心筋集積を抑制できた。なお、さらなる抑制効果が期待されたヘパリンの投与は不要であることが明らかとなった。
すべて 2015
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