研究課題
基盤研究(C)
Chemical Exchange Saturation Transfer imagingの一つであるamide proton transfer (APT) imagingにより、直腸癌の腫瘍細胞悪性度や化学療法の効果判定予測、前立腺癌のグリソンスコア予測、子宮癌の組織型推測が可能と考えられた。このイメージングで得られるAPT signal intensity (APTSI)はタンパクやペプチド量を反映するとされるが、細胞分裂能の違い以外に、腺癌では細胞内外のムチンや腺腔内の可溶性タンパクによって影響される可能性が示唆された。APTSIは腫瘍の悪性度評価において新たなバイオマーカーとなり得る。
放射線科学