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2014 年度 実施状況報告書

磁気ナビゲーションを用いた分子イメージング標的病変検出支援型超音波診断装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 25461852
研究機関愛知医科大学

研究代表者

安藤 孝人  愛知医科大学, 医学部, 助教 (40634134)

研究分担者 中野 正吾  愛知医科大学, 医学部, 教授 (20351108)
藤井 公人  愛知医科大学, 医学部, 講師 (00524331)
手塚 理恵  愛知医科大学, 医学部, 助教 (20634132)
福富 隆志  愛知医科大学, 医学部, 教授 (30165302)
吉田 美和  昭和大学, 医学部, 講師 (30556098)
高阪 絢子  愛知医科大学, 医学部, 助教 (50440748)
石口 恒男  愛知医科大学, 医学部, 教授 (70115525)
塩見 有佳子(毛利有佳子)  愛知医科大学, 医学部, 助教 (90465576)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワードRVS / リアルタイムバーチャルソノグラフィ / Breast ultrasound / Breast cancer / CT / PET/CT / image fusion technique
研究実績の概要

背景、目的:マルチスライスCTの進歩、CT検査数の増加に伴い、胸部CTで偶発的に乳腺病変(CT偶発乳腺病変)が発見される機会が増えることが想定される。CT偶発乳腺病変を認めた場合、USにて病変の局在を明らかにする必要があるが、病変の検出に苦慮することも少なくない。近年、US施行中に探触子走査面に一致したCT再構成画像をリアルタイムに表示することができるreal-time virtual sonography (RVS) が開発された。RVSによる分子イメージング標的病変の検出のpilot studyとしてCT偶発乳腺病変検出におけるRVSの有用性について検討した。対象と方法:2007年~2013年に当科以外の依頼で実施された胸部CTにてCT偶発乳腺病変を認め、当科に紹介となった11例を対象とした。CTの撮像はMDCT (Toshiba)にて行った。RVS (Hitachi)はプロトタイプにて行い、CT画像情報は病変発見時のデータを使用した。USによるCT偶発乳腺病変の検出を試み、検出率および検出された病変のCT径とUS径の比較を行った。結果CT検査目的は肝細胞癌(3例)、子宮癌(2例)のstaging、肺腫瘍(2例)、縦隔腫瘍(2例)、腹部大動脈瘤(1例)の経過観察、貧血精査(1例)であった。7例に造影CTが施行されていた。9例が腫瘤性病変, 2例が非腫瘤性病変であった。RVSを用いて病変の検出を行ったところ、11例全例でワークステーションモニター上でCT偶発乳腺病変を確認しながらUS病変の同定が可能であった。10例に対しUSガイド下生検を行ったところ、9例で組織生検が可能であった(浸潤性乳管癌2例、嚢胞内乳頭癌1例、良性6例)。1例はRVS下に病変のマーキングを行ったのちに外科的生検を行い、浸潤性小葉癌の診断であった。CTおよびUSの腫瘍径はそれぞれ、16.8mm, 14.9mmであった(p=0.538)。結語:CT偶発乳腺病変検出においてRVSは有用なモダリィテーとなることが示唆された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

PET/CTソフト更新され、現在データ集積を行っている。

今後の研究の推進方策

PET/CTソフト更新され、現在データ集積を行っている。
またNobulusを用いた新しいRVS deviceの開発をおこなっている。

次年度使用額が生じた理由

デジタル超音波診断装置Nobuls(日立アロカメディカル)を購入した。

次年度使用額の使用計画

Nobulsを用いたRVS deviceを開発する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Targeted sonography using an image fusion technique for evaluation of incidentally detected breast lesions on chest CT: a pilot study.2015

    • 著者名/発表者名
      Kousaka J, Nakano S, Ando T, et al.
    • 雑誌名

      Breast cancer (in press)

      巻: 0 ページ: 0-00

    • DOI

      10.1007/s12282-014-0574-7

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 胸部CTにて偶発的に発見された乳腺病変検出におけるReal-time virtual sonographyの有用性2015

    • 著者名/発表者名
      中野正吾、安藤孝人
    • 学会等名
      日本乳腺甲状腺超音波会議
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2015-05-24

URL: 

公開日: 2016-05-27  

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