研究課題/領域番号 |
25461859
|
研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
房安 貴弘 佐賀大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70399210)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
キーワード | ガンマ線イメージセンサ / GEM / FPGA |
研究実績の概要 |
ガス電子増幅器 GEM を用いた、高効率かつ大面積のガンマ線イメージセンサ開発のため、今年度は検出器の読み出し回路開発に関する研究を主に進めた。放電対策および分解能向上のため、GEM で増幅された電荷の読み出しには、短ストリップ型のセンサチップ STRIPIX を用いることとし、そのデータ処理に必要なエレクトロニクスについて検討を行った。アナログ・デジタル変換後のデータ処理を行う FPGA の設計手法について、開発効率およびメンテナンス性を向上させる観点から、MATLAB HDL Coder を導入することとし、実際に回路の一部としてフィルタ回路を設計し、FPGA への実装・試験を行った。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
検出器の読み出し回路開発を優先して進めたため、検出部本体の開発が遅れている。
|
今後の研究の推進方策 |
検出部本体の試作と試験が遅れており、これを推進するとともに、読み出し部を完成し、イメージングの実現および測定評価を実施する。
|
次年度使用額が生じた理由 |
検出器の読み出し回路研究を優先的に行ったため、検出器本体の試作を次年度に行うこととし、そのために次年度使用額が生じた。
|
次年度使用額の使用計画 |
試作するはずであった検出器を、予定より遅れて次年度に試作するために用いる。
|