• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2013 年度 実施状況報告書

肝細胞癌に対するRI標識リピオドールを用いた新しい放射線塞栓療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 25461894
研究種目

基盤研究(C)

研究機関関西医科大学

研究代表者

谷川 昇  関西医科大学, 医学部, 教授 (90227215)

研究分担者 宇都宮 啓太  関西医科大学, 医学部, 講師 (20193914)
狩谷 秀治  関西医科大学, 医学部, 講師 (40368220)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワードRI標識リピオドール
研究概要

RI標識リピオドールの作成を行った。具体的には、富士フイルムRIファーマ株式会社(FRI)にコンサルトし、111In-8-キノリノール-リピオドールの標識技術の提供を受け、RI標識リピオドールの作成した結果、98 % 程度の標識率の薬剤を作成することができた。次いで、In vivo 実験の preliminary 実験として、ヒト肝がん細胞 HuH-7 をヌードラットの肝臓に移植したモデルに上記の 111In 標識リピオドールを投与し、生体内での動態および、腫瘍集積に関する基礎データを FRI の施設において収集した。現在は vx-2 細胞を用いた兎の肝腫瘍モデルを安定的に作成できる環境を整え、肝腫瘍モデルおよび肝転移モデルの作成に成功している。更に、同モデルに対し血管造影検査を行い tumor stain の確認も出来た。同時に兎の血管造影を複数回行い、その手技の確立にも努めている。上記の薬剤、および動物モデルの作成を安定させることが、研究の基盤となり、今後の研究結果にとって最も重要となる。また、治療効果判定を行うためには、薬剤投与を恒常的に同容量・同投与法で行わなければならず、兎の血管造影の手技を確立しておくことも極めて重要である。今後の予定として、上記の preliminary 実験を踏まえ、兎に対し RI 標識リピオドールを用いた in vivo 実験を行っていく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究計画と照らし合わせ、多少の変更はあるが、ほぼ順調に進行している。

今後の研究の推進方策

今後の予定として、上記の preliminary 実験を踏まえ、兎に対し RI 標識リピオドールを用いた in vivo 実験を行っていく予定である。さらに、ガンマカメラを用いたイメージングの評価を加えていく予定である。

次年度の研究費の使用計画

本年度は初年度であり、成果報告のための旅費の支払いがなかったため、残金が発生した。
来年度には報告できる成果が期待できるため、その際に利用する予定である。

URL: 

公開日: 2015-05-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi