研究課題
基盤研究(C)
子宮頸癌の根治的放射線治療/化学放射線療法において、外部照射と腔内照射の標準投与線量が日本と海外で異なることが問題である。これまで科学研究費助成事業により、2つの多施設共同臨床試験を実施し(JAROS0401/JROSG04-2、JGOG1066)、日本の標準線量の妥当性を証明した。しかし、日本の外部照射では中央遮蔽を設置する独特な方法であるため、腔内照射線量との合算で不確かさが生じることが海外の研究者より指摘されてきた。そのため、中央遮蔽を用いない海外の外部照射を用いて日本の腔内照射スケジュールを併用するプロトコルで改めて日本の標準線量の妥当性を検討する臨床試験を立案し、患者登録を進めた。
放射線腫瘍学