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2013 年度 実施状況報告書

腸管傷害修復における幹細胞を介したソニックヘッジホッグ発現機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 25461951
研究種目

基盤研究(C)

研究機関徳島大学

研究代表者

吉川 幸造  徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (80448331)

研究分担者 坂東 良美  徳島大学, 大学病院, 准教授 (00238239)
栗田 信浩  徳島大学, 大学病院, 特任教授 (30335814)
佐藤 宏彦  徳島大学, 大学病院, 特任助教 (80609694)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード腸管障害 / Shh pathway / Cancer stem cell / 腸管修復
研究概要

【背景・目的】多くの器官系のデザインの形成あるいは傷害臓器の修復に必須であるSonic hedgehogは発癌関連している事が報告されている。最近組織修復との関連が報告されており、今回腸管傷害におけるSHH pathway発現および腸管幹細胞の関連について検討した。
【方法】腸管障害モデルに先立ち、大腸癌細胞株での検討を行った。大腸癌株(HCT-116)を14日間培養しCancer sphereを形成した細胞群(CSC群)とHCT-116細胞株(NCC群)についてシクロパミン投与前後での1,Stemness gene: Oct-4,Nanog,CD44,EpCAM 2,SHHシグナル:Smo Patch1 Gli 3, Tight junction:Claudin-4, Occludin 4. EMT関連遺伝子:E-cadherin, Vimentinの発現をRT-PCRを用いて比較検討した。
【結果】1, CSC細胞群でStemness gene、Shhシグナル、tight junctionは強発現した 2, シクロパミン投与でstemness gene(Oct-4, Nanog, CD44), Smo, GliとTight junction発現は抑制。Vimentinは発現が抑制された。E-Cadherinは強発現した
【結論】癌幹細胞においてShhシグナルを抑制することで、cancer stemnessを制御しえた。今後、腸管障害モデルでの検討を進める。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

癌肝細胞でSHHとの関連が示唆されたことから、今後は腸管障害モデルでの検討を行う。

今後の研究の推進方策

今後の推進方策:上記結果をもとに腸管修復における、幹細胞の役割について検討する。

次年度の研究費の使用計画

計画書作成時に購入予定であった消耗品の価格変動のため
次年度への繰越額は消耗品に使用予定である

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 脂肪由来幹細胞の傷害肝へのホーミング効果―癌幹細胞転移メカニズムへの応用―2013

    • 著者名/発表者名
      齋藤裕, 島田光生, 宇都宮徹, 池本哲也, 山田眞一郎, 森根裕二, 居村暁, 森大樹, 荒川悠佑, 金本真美, 岩橋衆一, 髙須千絵,
    • 学会等名
      第72回 日本癌学会学術総会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜(神奈川県)
    • 年月日
      20131003-20131005
  • [学会発表] 癌幹細胞の治療抵抗性獲得におけるepigenetic修飾の意義2013

    • 著者名/発表者名
      岩橋衆一, 島田光生, 宇都宮徹, 居村暁, 森根裕二, 池本哲也, 荒川悠佑, 金本真美, 齋藤裕, 石川大地
    • 学会等名
      第72回 日本癌学会学術総会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜(神奈川県)
    • 年月日
      20131003-20131005
  • [学会発表] ヒト脂肪由来幹細胞による肝傷害軽減効果に関する基礎的検討2013

    • 著者名/発表者名
      齋藤裕, 島田光生, 宇都宮徹, 池本哲也, 山田眞一郎, 石川大地, 岩橋衆一, 金本真美, 荒川悠佑, 森大樹, 森根裕二, 居村暁
    • 学会等名
      第49回 日本移植学会総会
    • 発表場所
      国立京都国際会館(京都府)
    • 年月日
      20130905-20130907

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公開日: 2015-05-28  

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