研究分担者 |
瀧藤 克也 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (00254540)
山上 裕機 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (20191190)
横山 省三 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (90398462)
中村 公紀 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (80364090)
松田 健司 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (30398458)
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研究成果の概要 |
特殊光観察NBI (Narrow band imaging)を応用した新規腹腔鏡下大腸癌手術法の開発に取り組んだ。進行大腸癌40例を対象に、NBI腹腔鏡装置を用いて腹腔鏡手術を行ない、癌の壁深達度・腹膜播種・肝転移・リンパ節転移・正常臓器の観察の描出から腫瘍漿膜面の血管密度と線維化の独自の分類を見出した(血管新生と線維化の程度:grade 0, 1, 2)。抗癌剤や放射線感受性遺伝子の発現の関与は明らかではなかったが、原発巣漿膜浸潤の診断や腹膜播種、肝転移の診断に関して、腹腔鏡下NBI観察による血管新生・線維化grade 2の判定が、他の診断modalityよりも優れていることを証明した。
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