研究課題
基盤研究(C)
腎移植患者に対して自己の調節性T細胞を体外で誘導、増幅し、それを体内にもどすことで移植片拒絶反応を回避するという免疫寛容導入法の開発を試みた。16例に対して施行し免疫抑制剤の減量を図った。通常の内服量の半量程度まで減量可能であり、検査上はドナー特異的な低反応性は獲得できたが、臨床的には7例で急性拒絶反応の発症を認めた。効果をより確実なものとするためには、プロトコールの改良が必要であると考えられた。
移植外科学