本研究は、新たに乳癌腋窩リンパ節転移に関係する遺伝子群を同定し、癌リンパ節転移の分子機構及び病態を解明し、腋窩リンパ節転 移予測法を開発することで臨床における治療戦略に応用するというテーマのもとで開始された。 研究成果としては、外部LuminalA乳癌の原発巣マイクロアレイデータ388例をThe train ing setとして解析して腋窩リンパ節転移に関係する遺伝子群292個を同定し、腋窩リンパ節転移予測法「genomic nodal index (GNI)」を開発した。 外部の独立したvalidation setにおいても、「GNI」は良好な再発予後予測法であることが示された。
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