研究課題/領域番号 |
25461986
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
喜島 祐子 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (60381175)
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研究分担者 |
平田 宗嗣 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (00649072)
中条 哲浩 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (20404486)
夏越 祥次 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (70237577)
石神 純也 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (90325803)
有馬 豪男 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (90418856)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 乳癌 / 乳房温存手術 / 遊離真皮脂肪片 / 整容性 / oncoplastic surgery |
研究概要 |
基礎実験では,ラットを用いた大胸筋表面へのFDFG移植モデルを作成し,経時的な変化を観察できるFDFG移植片を採取・固定・病理検索できることを明らかにした.このモデルを用いて経時的にIL-6, VEGF, CD31発現を観測し,FDFG生着には移植後早期の血管新生が関与し,より血流の多い部位からの血管新生によってFDFGのボリュームが維持されていることが明らかとなり,論文を作成投稿し,Breast Cancer誌よりacceptされ,掲載されることになった.臨床症例では,同側側腹部または下腹部からの遊離真皮脂肪片を採取し,臨床研究を継続している.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
動物実験モデルを作成し,このモデルを用いると生着機序を解明するための基礎的研究を実施できることが明らかになったため.
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今後の研究の推進方策 |
臨床面では遊離真皮脂肪片の生着機序を解明するために,臨床症例での遊離真皮脂肪片,遊離脂肪,幹細胞混脂肪球を採取し,生着前の状態を観察していく必要がある.したがって,遊離真皮脂肪片移植法の適応となる早期乳癌症例の手術実施時には,上記3サンプルを採取し病理学的検索を進めていく予定である.
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