研究課題
乳房温存手術時に乳癌手術と同時に形成手術を実施するOncoplastic Breast Surgeryの中で,①乳房下垂のない症例②AC領域病変③E領域病変に対するvolume replacementの手技として遊離真皮脂肪片移植を実施した.基礎研究ではラットを用いた大胸筋表面へのFDF移植モデルを作成した.作成過程および生着機序を経時的に,免疫阻止学的に解析を行いその結果を,"Histological findings of a autologous dermal fat graft implanted onto the pectoralis major muscle o a rat model"の論文にまとめ,Breast Cancer 誌に掲載された.一連の研究の中で,IL-, VEGF, CD31の発現が,乳癌治療時の一次再建としてFDFGを移植した場合,移植FDFGの生着とボリューム維持に貢献していることが明らかとなった.臨床面では,術後合併症の有無より,FDFG生着に負となる因子の解析を行った.
すべて 2015
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 2件)
Surgery Today
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