研究課題
基盤研究(C)
本研究は白血病細胞の新規分化誘導剤が固形癌細胞への増殖抑制効果をも発揮する可能性があること、およびその分子基盤を明らかにし、新しい作用機序による固形癌の治療法を確立することを目的とした。この研究では、我々が新たに見出した分化誘導剤コチレニンAと白血病治療に使用されている低濃度の三酸化ヒ素とを併用すると相乗的に固形癌細胞の増殖を阻害出来ることを見出した。これら併用効果の分子機構には活性化カスパーゼ7の誘導、サーバイビン抑制および活性化酸素の誘導が関連していることを見出した。
医歯薬学