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2014 年度 実施状況報告書

HIF-1α依存的脈管新生を介した胃癌腹膜播種形成機序の証明と新規治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 25462026
研究機関佐賀大学

研究代表者

池田 貯  佐賀大学, 医学部, 研究員 (70523124)

研究分担者 北島 吉彦  佐賀大学, 医学部, 研究員 (30234256)
中村 淳  佐賀大学, 医学部, 助教 (60404175)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード胃癌 / 腹膜播種 / 低酸素誘導因子 / リンパ管新生 / ANGPTL4 / LOXL2
研究実績の概要

平成26年度は、スキルス胃癌細胞株58As9, 44As3特異的に低酸素誘導される(非スキルス胃癌株MKN45, MKN74では発現誘導が見られない)ANGPTL4, LOXL2遺伝子に着目し研究を進めた。まず、これらの低酸素誘導発現がHIF-1a, HIF-2aいずれに依存するかをHIF-1aおよびHIF-2a siRNAをトランスフェクション後、HIF-1aおよびHIF-2aのノックダウン効果を解析したところ、58As9, 44As3共にANGPTL4, LOXL2の低酸素誘導発現は、HIF-1a&HIF-2a両者に依存することが明らかとなった。さらに、58As9株にANGPTL4および LOXL2のsiRNAプラスミドをトランスフェクションし、それぞれのstable transfectantを樹立した。さらにWestern blot法にてANGPTL4およびLOXL2ノックダウン効果を確認した。現在、それぞれのtransfectantを複数株用いて、in vitro機能解析(増殖能、運動能、浸潤能)を行っているところである。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

ANGPTL4およびLOXL2の低酸素誘導発現がHIF-1a&HIF-2a両者によって制御されていることを明らかにしただけでなく、58As9株にANGPTL4およびLOXL2がノックダウンされたstable transfectantを樹立できたこと。

今後の研究の推進方策

#1ANGPTL4およびLOXL2のsiRNA transfectantを複数株用いて、in vitro機能解析(増殖能、運動能、浸潤能)を行う。
#2ヌードマウス同所性移植にてそれぞれのsiRNA transfectantが腹膜播種形成を抑制するかにつきin vivo解析する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ANGPTL4とLOXL2はスキルス胃癌腹膜転移の発生における候補遺伝子である2014

    • 著者名/発表者名
      馬場耕一、北島吉彦、三宅修輔、中村 淳、柳原五吉、池田 貯 他
    • 学会等名
      第73回日本癌学会学術総会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜
    • 年月日
      2014-09-25 – 2014-09-27

URL: 

公開日: 2016-05-27  

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