研究課題/領域番号 |
25462031
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
内門 泰斗 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (30464465)
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研究分担者 |
佐々木 健 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 医員 (00418849)
奥村 浩 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (10398282)
大脇 哲洋 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (50322318)
夏越 祥次 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (70237577)
橋口 照人 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (70250917)
石神 純也 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (90325803)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | N型糖鎖 / 食道癌 / 化学療法 / 化学放射療法 |
研究概要 |
本研究は,食道癌に特異度が高い血漿中の糖鎖マーカーを特定し,化学療法,化学放射線療法の治療効果判定および予後予測を可能とする糖鎖腫瘍マーカーシステムの確立を目的とし、同意の得られ、化学療法、化学放射線療法を行った食道癌患者の46例から治療前後に得られた血液サンプルの血漿をN-グリコシダーゼF及びトリプシンにより処理を行い,その溶液を糖鎖補足ビーズ(BlotGlyco; for MALDI(住友ベークライト株式会社製))により処理し,遊離した糖鎖の捕捉,及びラベル化を行った。ビーズに捕捉された糖鎖を精製・分離し,MALDI-TOF MS測定し,Autoflex III smartbeam TOF/TOF(Bruker Daltonics社製)を用い,データの収集・解析する.得られたマススペクトルから各糖鎖の定量化し,糖鎖の存在量の総シグナル量を計算して,それぞれの糖鎖の比率で補正を行った.また、治療前の生検標本についてEMT関連蛋白として、Slug, Snail, Vimentin, E-cadherinの発現を免疫組織学的染色法を行いて、その発現を検索した。また血中遊離癌細胞の有無を治療前と治療後でCell searchを用いて測定した。リンパ節微小転移ついては、化学療法,化学放射線療法を行った後、食道切除、リンパ節郭清を行った16例についてサイトケラチンによる免疫組織学的染色法にて検索を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
食道癌に対して、化学療法、化学放射線療法を行い、同意の得られ、治療前後で血液を採取でき、治療前に原発巣の生検標本の得られた症例が1年間に46例であった。目標の200例を目指しての症例集積にはもう少し症例を集積する必要がある。
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今後の研究の推進方策 |
H25年度に行ってきたように、食道癌に対して、化学療法、化学放射線療法を行い、同意の得られ、治療前後で血液を採取でき、治療前に原発巣の生検標本の得られた症例を集積し、血漿から搭載を生成分離し、測定しデータを集積するとともに、生検標本のEMT関連蛋白の粘液組織学的染色法を行っていく。また、遊離癌細胞の測定を行い、切除症例に対しては、微小転移の検索を引き続き行う予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
免疫組織学的染色に使用するEMT関連蛋白に対する抗体を事前に所有していたため、H25年度は購入の必要がなかったこと、海外での成果の発表を行う予定であったが、採用されず発表できなかったことによる。 H26年度にあたっては、免疫組織学的染色に使用する抗体の購入や血漿処理に利用するN-グリコシダーゼF及びトリプシン,また糖鎖補足ビーズ(BlotGlyco; for MALDI(住友ベークライト株式会社製))の購入が必要で費用がかかる予定である。
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