研究課題
基盤研究(C)
マウス敗血症モデルを用い、微小循環における白血球-血小板-血管内皮細胞の相互作用を二光子励起顕微鏡下で生体内可視化した。盲腸壁内の後毛細管細静脈や肝類洞では、白血球の血管内皮細胞への接着、白血球への血小板接着、血小板凝集が観察できた。また、これらの反応で惹起されるNeutrophil Extracellular Traps(NETs)を可視化できた。NETsは形態学的に、anchored NETsとcell-free NETsに分類できた。組織微小血管内における白血球-血小板-血管内皮細胞の過剰な相互作用は循環障害を引き起こす可能性があり、NETsも関与している可能性が示唆された。
消化器外科