研究課題/領域番号 |
25462082
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
伴 大輔 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (40376736)
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研究分担者 |
田中 真二 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (30253420)
三浦 智也 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 医員 (30618111) [辞退]
大庭 篤志 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 医員 (70740257)
田邉 稔 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (50197513)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 肝細胞癌 / EOB-MRI / SLCO1B3 / OATP1B3 |
研究実績の概要 |
Gd-EOB-DTPA造影剤によるMRI(EOB-MRI)における肝細胞造影相が肝細胞癌の予後をしめすモダリティとなる可能性がある。 肝細胞癌手術症例のうち、Gd-EOB-DTPA投与後20分後を肝細胞相として、腫瘍内部の信号強度が背景肝実質と比較し高いものをHigh群、低信号をLow群とした。加えて切除検体よりDNA microarrayによる網羅的遺伝子発現解析を行った。 High群が14例、Low群は51例であった。High群では有意に高分化型が多かった(p=0.029)。無再発生存期間はHigh群が有意に長かった(P=0.035)。網羅的遺伝子発現解析ではLow群と比較してHigh群でalcohol dehydrogenase群や、cytochrome P450 群、SLCO1B3が高発現であった。 EOB-MRI肝細胞造影相で高信号を示す肝細胞癌は悪性度が低いことが示唆された。EOB-MRI肝細胞造影相の肝細胞癌の信号強度と悪性度は相関する可能性があり、予後予測の一助になると考えられた。
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