CLEC-2欠損骨髄キメラマウスモデル(KO)を作成した。Wild-type(WT)キメラマウスは、C57BL/6N マウス骨髄を照射後に移植した。70%肝切除(Hpx)を施行し、肝再生を検討した。WT群ではHpx後の肝体重比は漸増し、7日目にHpx前値にまで回復した。KO群ならびにKO群は肝再生有意に遅延し、Ki67ならびにPCNA発現も有意に減少した。TNF-αならびにIL-6 mRNA発現はWT群において有意に増加し、KO群では有意に低下した。STAT3とIL-6発現はWT群と比較しKO群で有意に低下した。CLEC-2は類洞内皮細胞に発現するポドプラニンを介し肝再生に関与していた。
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