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2013 年度 実施状況報告書

傷害肝肝再生の肝幹細胞分化・誘導におけるオートファジーの分子機序解明

研究課題

研究課題/領域番号 25462095
研究機関九州大学

研究代表者

副島 雄二  九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (30325526)

研究分担者 調 憲  九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (70264025)
吉住 朋晴  九州大学, 大学病院, 講師 (80363373)
池上 徹  九州大学, 大学病院, 助教 (80432938)
池田 哲夫  九州大学, 大学病院, 准教授 (60585701)
前原 喜彦  九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80165662)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワードオートファジー / 肝再生
研究概要

本研究では傷害肝モデルを用いて、肝幹/前駆細胞の分化・誘導を確認し、その分子機序としてのオートファジーの役割を明らかにすることを目的とした。平成25年度は、以下の2点につき研究を計画した。(1)肝前駆細胞誘導の肝障害モデルとして、DDCモデルマウスの作製。(2)MACS(EpCAM+Lin-)による肝幹/前駆細胞の抽出・培養および動態の評価。
研究成果(1)肝前駆細胞誘導の肝障害モデルとして、DDCモデルマウスの作製。再現性の高い安定的なモデルマウスを得るために手技の標準化を行った。(2)正常マウスあるいは、薬物誘発性肝障害性モデルマウス(0.1%DDC含有食給餌)肝臓からの、肝組織幹細胞マーカー(Lgr5, Cd133, EpCAMなど)を用いての肝組織幹細胞の分離抽出法・培養法の検討を行った。正常マウス肝臓中のEpCAM、Cd133の発現が比較的高い細胞集団を培養することにより、シングルセルからの3次元培養に成功した。現時点で約3ヶ月の培養を継続中である。薬物誘発性肝障害性モデルマウス肝臓中のEpCAM陽性細胞集団を、2次元培養することにより、増殖能を有するCK19陽性細胞を樹立した(現在2ヶ月の培養を継続中)。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

平成25年度の研究計画予定通りである。

今後の研究の推進方策

今後(1)種々オートファジー評価法の検討・条件設定および、抽出細胞の維持培養、種々ストレス条件下におけるオートファジー評価。(2)オートファジー高発現細胞集団の確認とcharacterization。(3)オートファジー誘導(Sirt1 活性化など)あるいは、抑制(Atg5 KO mouse など)条件下における、幹細胞機能の比較検討。(4)肝組織幹細胞から肝様細胞への分化方法の条件設定。(5)オートファジー活性化肝組織幹細胞を用いた肝不全救済モデルの構築。につき検討していく予定である。

次年度の研究費の使用計画

当初予定していた樹立培養幹細胞からの肝様細胞分化誘導の確認実験を当該年度では行えなかった為。
当初予定していた樹立培養幹細胞からの肝様細胞分化誘導の確認実験を次年度行う為に必要な試薬を次年度繰越額139,024円で購入する

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公開日: 2015-05-28  

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