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2015 年度 実績報告書

傷害肝肝再生の肝幹細胞分化・誘導におけるオートファジーの分子機序解明

研究課題

研究課題/領域番号 25462095
研究機関九州大学

研究代表者

副島 雄二  九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (30325526)

研究分担者 調 憲  群馬大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70264025)
吉住 朋晴  九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80363373)
池上 徹  九州大学, 大学病院, 助教 (80432938)
池田 哲夫  九州大学, 大学病院, 准教授 (60585701)
前原 喜彦  九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80165662)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワードオートファジー / 肝再生 / mTOR経路 / アミノ酸 / 肝幹細胞 / Atg5 / p62
研究実績の概要

平成27年度は以下の5点につき研究を計画・実施した。
(1)肝組織幹細胞様分化におけるオートファジ阻害の効果の検討:Atg5をsiRNA によりknock downによりオートファジーが阻害され、肝様細胞への分化が促進されp62が増加することが確認された。
(2)肝組織幹細胞様分化におけるオートファジ関連因子p62の関与検討:p62のknock down において、Albumin の減少と、HNF4 α陽性細胞の減少が観察された。Atg5とp62のdouble knock downにおいては、Atg5単独で認められたAlbumin の増加とSox9の減少をキャンセルする効果を示した。
(3)p62 による 肝様細胞分化促進におけるmTOR 経路活性化の関与にする検討:Atg5のknock downによりp62の増加およびpS6の増加、p62のknock downにより、p62の減少及びpS6の減少を認めp62による肝様細胞への分化にmTOR経路の関与が示唆された。
(4) 肝様細胞分化におけるアミノ酸の関与の検討:アミノ酸による mTOR 経路活性化の関与を検討する目的で、肝様細胞分におけアミノ酸除去の 効果を検討し、分岐鎖アミノ酸、ロイシン、イソロイシンが肝様細胞分化に必須であることを確認した。
(5) アミノ酸による mTOR の活性化における p62 の関与の検討:Starvation 後、ロイシンによる mTOR 活性化をS6タンパクのリン酸化を指標に評価し 、Atg5とp62のknock downの効果を検討、p62を増加させる条件( Atg5 knock down )において、 ロイシンによる mTOR 活性化が 強く誘導されることを確認した。一方、 p62 knock down では、ロイシンによるmTOR 活性化が減弱した。

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公開日: 2017-01-06  

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