研究課題
膵腫瘍に対する手術症例の膵切除標本を収集し、ビオチン・アビシン法により、抗Sox9抗体を用いて免疫染色を行なった。また、抗Sox9抗体と抗CD44抗体の二重染色を実施した。分化誘導関連遺伝子の発現ファイリングについて検討した。その成果を、"Expression of SOX9 in intraductal papillary mucinous neoplasms of the pancreas"と題した論文として学術雑誌Pancreasに投稿した。
2: おおむね順調に進展している
実施した研究(実験)において、有益な成果が得られたため。
さらに、国際学会等で最新の情報を収集し、方法を検討しつつ、研究を進めたい。
論文執筆に重点を置いたたため、物品費の使用が予定を下回ったこと、及び、人件費・謝金を使用しなかったため。今年度で一定の成果は得られたので、さらに研究を発展させることを目的に、国際学会等で最新情報を収集するため、主に旅費等に使用する。具体的には、Pancreas Club(膵臓研究会)、PanIN Meeting(膵癌前駆病変会議)、International Association of Pancreatology(国際膵臓学会)、International Symposium on Pancreas Cancer(国際膵癌シンポジウム)などに参加し、欧米における最新の研究動向を調査し、各国の研究者から直接情報を収集する。
すべて 2014
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)
Pancreas
巻: 43 ページ: 7-14
10.1097/MPA.0b013e3182a70b2f