研究分担者 |
荒川 悠佑 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 助教 (00448325) [辞退]
島田 光生 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 教授 (10216070)
金本 真美 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 助教 (10448326) [辞退]
宇都宮 徹 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 准教授 (30304801) [辞退]
岩橋 衆一 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 特任助教 (30531751) [辞退]
森根 裕二 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 講師 (60398021)
居村 暁 徳島大学, 大学病院, 特任教授 (90380021)
齋藤 裕 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 助教 (50548675)
山田 眞一郎 徳島大学, 大学病院, 特任助教 (30579884)
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研究実績の概要 |
当研究においては、実験計画に基づき、まずin vitroでADSCの傷害膵島保護作用について実証し、次いでin vitroでに報告のあるclosed circulation systemを用いてADSCのIBMIRの制御効果について詳細な検討を行うこととしている。平成26年度は「研究実施計画」に照らすと、これまでに得られた結果(ADSCと膵島共培養による細胞保護効果の実証:膵島recovery率、viabilityはADSC共培養群で有意に良好であり(P<0.05)、上清中のインスリン、IL-6、IL-8、VEGFが共培養群で高値 (P<0.01)であった。VEGFを抗VEG薬添加によって阻害すると、viability・インスリン濃度は低下した)を用いてin vivoの実験を進めるにあたり、ADSCの投与経路につき検証を行った。その結果は尾静脈から注入されたADSCは膵にほとんど集積せず、網内系(脾臓、肝)にトラップされることが判明した(蛍光発色による細胞追跡)。 平成27年度は(研究2-2)異系膵島移植モデルを用いたADSCによるIBMIR制御に関する検討(in vivo)のために膵島およびADSCの経門脈的移植の系を確立するとともに、ADSC投与によるレシピエントマウスの凝固系の変化(TF,C3a)につき検討を行った。同時に27年度施行予定の大動物(ブタ)を用いた予備実験としてブタ膵島とブタ全血の混合培養を行い、サイトカイン分析(IL-6,IL-8,IP-10,IL-4,TGF-β,MCP-1)を行った。結果としては凝固系の変化に与えるADSCの影響は極めて小さく、多量の細胞数(ADSC)を必要とした。同様に、サイトカイン分泌に与える影響も、ADSCの濃度依存性とはいえ、多量の細胞数(ADSC)を添加することでのみ得られた。
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