研究成果の概要 |
膵粘液性嚢胞腫瘍(MCN)におけるエストロゲンレセプター(ER)やこれらを制御するコリプレッサー(N-CoR)、コアクチベータ―(AIB-1, SRC-1)、リン酸化部位(Ser106, Ser118, Ser167)の発現を免疫組織学的に検討。 腫瘍細胞/上皮細胞におけるER-β1発現と間質細胞でのER-α、ER-β1発現では、MCNが通常型膵癌と正常膵管に比し有意に高い結果であった。また、MCNでは腫瘍細胞/間質細胞ともにSRC-1とSer106、Ser118が高率に発現。 MCNの発生進展に関してはコアクチベーターやリガンドの依存なくERが活性化している可能性が示唆された。
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