研究課題
基盤研究(C)
胸膜中皮腫を極めて難治性の疾患から治療によって予後改善が期待できる疾患にするために、有効な胸腔内局所療法の開発及び、新しい中皮腫バイオマーカーの探索を目的とした基礎実験を行った。胸腔内局所療法の実験に関しては、マウス中皮腫胸腔内及び皮下モデルを作製し、これを使用し、抗癌剤(Gemcitabine)と免疫制御抗体である抗PD-1抗体及び抗CTLA4抗体との併用療法による腫瘍根治モデルを作製した。また、新しいバイオマーカーの探索実験では、2 種類のプロテオーム解析法を用い、20種類の候補タンパク質を同定した。現在、その有効性を検討中である。
呼吸器外科