研究課題
前年度までの検討により,拍動血管ファントムを導入して人体と環境を同じくした拍動血流を模倣した条件下では,細径の機材の静止状態,動きの視認性が低下することがわかったため,透視画像であるfully refocused steady-state free precession (SSFP)撮影の撮像条件の再検討を行った.これまでの検討で行った3F/sの透視を使用して,カテーテル,ガイドワイヤーの追従性を検討し,生体に模した拍動流ファントムの撮影で得られるMR andiography (MRA)を標的血管の目標レファレンスとして用いる検討も加えた.前年度と同じく,拍動血流の中では,比較的太い機材(カテーテル)の表示は可能であったが,治療に使用する極細径カテーテル(1.5Fr,0.51mm)では可視化は難しかった.ガイドワイヤーに関しても,極細径(0.014inch,0.36mm)の機材はその視認性は失われてしまい,可視化は難しかった.前年度問題となったMRA画像のオーバーラップに関しても,機材の視認性が低下したため,同時に表示することは難しく,今後の検討課題と考えた.
すべて 2016
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Neuroradiology
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10.1007/s00234-016-1678-x