カテーテルを用いた治療を行う際にはX線透視画像を用いて病変部に器具を誘導する.磁気共鳴画像(MRI)を用いて誘導を行うことが出来れば,放射線被曝をなくすことが出来る.治療に用いられる器具をMRI画像で描出し,それを追従する試みを行い臨床応用を目指す.治療に用いる細径のカテーテル,ガイドワイヤーをMRI画像で描出するために,様々な撮像方法による静的画像による描出の検討を行った.さらに,X装置の透視画像に値する連続撮影によるカテーテルの描出を行い,描出能の評価を行った.カテーテルの描出は良好な結果が得られたが,さらに細径となるガイドワイヤーの描出が難しいと考えられた.
|