研究課題
基盤研究(C)
我々は、急性期脳梗塞において虚血による障害だけでなく脳浮腫を抑えることが重要であると考えている。そこでtransient receptor potential vanilloid 4 (TRPV4)ノックアウトマウスを用いて脳梗塞モデルを作成し、梗塞範囲や水分含有量を調べた。まずマウスの脳梗塞モデルを確立した上で、野生型マウスとTRPV4ノックアウトマウスで比較した。TRPV4ノックアウトマウスでは野生型マウスと比較して、24時間後の梗塞範囲が有意に小さかった。水分含有量は十分な統計学的解析が行えなかったが、今後匹数を増やしての検討を継続していくとともに培養細胞を用いた評価を行う予定である。
虚血性脳血管障害