ラット中大脳動脈閉塞モデルを作成し、24時間後に human mesenchymal stem cells (MSCs)を低用量 1 × 104 cells、高用量: 1 × 106 cellsの2群に分けて投与を行った。梗塞8日目の運動解析では両群ともコントロールに比較して良好な改善を認め、炎症性サイトカインであるinterleukin (IL)-1β、IL-12p70の低下を認めた。高用量群においては多くの細胞が広く脳内に分布していたが、血管内の細胞凝集も多く見られた。 脳梗塞に対して細胞移植を動脈内投与する際は、低用量においても安全に十分な治療効果が期待される。
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